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2021.01.13

汚れの性質に合わせた洗剤を選んで掃除・洗濯を効果的に!

掃除や洗濯のとき、
「洗剤の種類が多くて、どれを使ったらいいのかわからない」
「いろんな洗剤があるけど、どう違うの?」
と思ったことはありませんか?

家の中もお洋服も、汚れやニオイを効率よく落として、いつも清潔を保ちたいですよね。
そのためには、洗剤の選び方が大切なんです。

今回は、汚れの性質にあわせた洗剤の選び方についてご紹介します。
効果的に汚れを落として、ニオイを消してすっきり快適に過ごすために、ぜひ知っておいてください。

 

汚れの性質にあわせた洗剤を選ぼう

様々なメーカーから多くのものが売られている洗剤。

大まかに分けると、酸性・アルカリ性・中性の3種類に分けられます。

汚れの性質によって、適した洗剤を選ぶことが、効果的に汚れやニオイを落とすポイントです。

 

汚れは、原因や種類ごとに性質(ph)が異なります。

油汚れや皮脂汚れは酸性、水垢はアルカリ性など。

 

汚れと反対の性質の洗剤を使うと中和されて汚れが落ちやすくなります。

酸性の汚れはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使いましょう。

 

頑固な汚れであるほど、すっきり落とすためには中和させることが大切です。

科学のチカラを取り入れて役立てるためにも、ぜひ洗剤の選び方にはこだわりましょう。

 

具体的には、どんな汚れにどの洗剤を使うと良いのでしょうか?
それぞれ詳しくみてみましょう。

 

中性洗剤

【中性洗剤がおすすめ】

・食器洗い

・デリケートな衣類の洗濯

・日常の掃除(軽い汚れ)

 

中性洗剤は、軽い汚れであれば、汚れの種類を問わず幅広いものに使用できます。

成分がマイルドなので、手荒れや素材を傷める心配が比較的少なく、毎日の洗濯やお掃除にぴったりです。

素材に優しいため、デリケート衣類用洗剤の多くは中性です。

 

洗浄力は穏やかで、アルカリ性や酸性の洗剤に比べると、それほど強力ではありませんが、ほとんどの汚れは、対処が早いほど簡単に落とすことができるので、汚れた直後なら中性洗剤で対処が可能です。

日頃からこまめに掃除・洗濯をして、汚れや臭いが蓄積されないようにしましょう。

 

アルカリ性洗剤

【アルカリ性洗剤がおすすめ(酸性の汚れ)】

・皮脂や垢による汚れ

・油汚れ

・食べこぼし

・タバコのヤニ

 

酸性の汚れやニオイに効果を発揮するのが、アルカリ性洗剤です。

皮脂や垢は弱酸性なので、シャンプーやボディソープの多くは弱アルカリ性です。

また、油や食品による生活汚れは酸性なので、食器用や住居用洗剤も多くは弱アルカリ性ですす。

 

アルカリ性の度数が高いものほど、効果は強くなります。

ハイターなどの塩素系漂白剤は、強力に汚れを落とすかわりに刺激が強く、素材を傷める可能性も高くなります。注意して使用しましょう。

 

酸性洗剤

【酸性洗剤がおすすめ(アルカリ性の汚れ)】

・キッチンシンクの水アカ・カルキ汚れ

・トイレの黄ばみ・尿石

・お風呂場の石鹸カス

・タバコのニオイ(※タバコのヤニは酸性、ニオイ成分は主にアルカリ性です)

アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使用しましょう。

 

水回りの落ちにくい汚れは、ミネラルの成分が蓄積されたアルカリ性の汚れです。

こすっても簡単に落とせませんが、酸性洗剤で中和すると落としやすくなります。

掃除の際は中和させるためにしばらく時間をおくのがポイントです。

使用後は、成分が残ると素材を傷める原因になるので、しっかりと水ですすぐようにしましょう。

 

また、以下の「注意点」でもお伝えしていますが、塩素系漂白剤と併用しないなどの注意が必要です。

 

使用する際の注意点

・どの洗剤も、使用する前には表示をよく読んでください。洗う対象についても、素材や洗濯表示を必ず確認してください。

変色したり傷める可能性があります。

 

・人体に使用する用途のもの以外は、肌に直接触れないように、使用する際はゴム手袋などを使用してください。

また、洗剤の成分が残ると、素材の錆びや傷み・肌荒れの原因になります。掃除・洗濯のあとはしっかり拭き取るか水ですすいでください。

 

・汚れは、温度が高いほど落ちやすくなります。ガンコな汚れにはお湯を使用しましょう。

また、酸性・アルカリ性の汚れを中和して落とす場合は、しばらく時間を置くと効果的です。

 

・酸性洗剤と塩素系のものは絶対に一緒に使わない!

酸性洗剤は、漂白剤などの塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生して重大事故につながり大変危険です。

絶対に一緒に使わないようにしましょう。

酸性洗剤・塩素系洗剤それぞれを単独で使う場合も、換気をしましょう。

 

ニオイにも酸性・アルカリ性があります

汚れだけでなくニオイにも性質があります。

汗臭、足臭などは酸性、アンモニア臭はアルカリ性など。

 

ニオイの原因がはっきりしている場合はそれに応じた性質のものを使用して消臭できます。

ですが生ゴミやタバコなど、複数の成分で構成され酸性とアルカリ性の両方の性質を持つ場合は、酸性・アルカリ性どちらか一方だけでは消臭できないこともあります。

 

体臭も、臭いの原因物質はひとつではなく、さまざまなものが混じった複合臭です。さらに、ニオイ成分やその割合は、人によって異なります。

デオドラント剤は、いろいろなものを試してみて、自分に合ったものを選びましょう。

 

洗剤を使い分けて効果的に汚れやニオイを落とそう

掃除や洗濯で効果的に汚れやニオイを落とすには、汚れの性質に応じて洗剤を使い分けることが大切です。

・普段使いには手肌に優しい中性洗剤

・油汚れや皮脂・手垢など、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤

・水アカやカルキ、石鹸カスなどの汚れには酸性の洗剤

を使うようにしましょう。

それぞれ、注意点を守って安全に使用してください。

 

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