MENU
その他
2020.10.29

正しい水分補給で脱水状態を改善!熱中症の予防&体臭ケア

水分不足は健康面だけでなく、体臭ケアの面でも大敵であることは前回ご紹介しました。

特に、暑い夏場やスポーツをする際は汗で体液が大量に失われるため、熱中症予防の面でも水分補給はとても大切です。

このとき、水分補給として最適なのは、どんな飲み物でしょうか?

「お茶やコーヒーは利尿作用があるから水分補給には逆効果なの?」

「スポーツドリンクは水分補給には良いけど、糖分が多すぎるのでは?」

こんな疑問を解決しながら、今回は、元気に快適に夏場を乗り切るための最適な水分補給についてご紹介します。

 

熱中症予防にも体臭予防にも、水分補給はとても大切!

私たちの体は、体温が上がると汗をかいて体温調節をします。

ですが、長時間暑い所で過ごしたり、激しい運動をすると、大量の汗をかきます。すると体液(水分と塩分などの電解質)が失われ脱水状態になります。

脱水状態になると、血液の流れが悪くなり汗をかけなくなるため、熱中症をひきおこします。

熱中症予防には、汗により失われた水分と電解質を補給することが大切です。

このとき、水分だけを大量に飲むのは逆効果。水分だけを多く摂ると、体内の電解質濃度が薄まってしまいます。すると体はこれ以上電解質濃度を薄めないように水分を排出して、ますます脱水状態になります。

水分とともに、電解質を同時に補給しましょう。

(必要なナトリウムの目安は、1リットルの水に対して2グラムの食塩です。)

 

また、脱水状態は、かいた汗の濃度が高くニオイやすい汗となるうえ、腸内環境の悪化からくる体臭や口内環境の悪化からくる口臭の原因にもなります。

汗をかくとニオイが気になるからといって水分を摂らないのはNG

場面に応じた適切な飲み物で、正しく水分補給を行いましょう。

 

スポーツドリンク(スポーツ飲料)・経口補水液

大量発汗時の水分補給にはスポーツドリンクがおすすめです。

発汗で失われた水分と電解質、また糖質(ブドウ糖)を同時に補うことができます。

ブドウ糖は、エネルギー補給になり、かつ腸内で水分が吸収される効果が高まります。

疲労回避効果のあるクエン酸や、不足しがちなビタミンを補える製品もあります。

 

薄めて飲んでもいいの?

スポーツドリンクは体に吸収されやすい濃度になっています。薄めてしまうと、かえって体に吸収されにくくなり逆効果。

そのままの濃度で飲むことが良いでしょう。

 

スポーツ飲料より電解質を多く含むものが「経口補水液」

スポーツドリンクよりも電解質を多く含み、糖質は低めのものが「経口補水液」。

多少高価ですが、スポーツドリンクでも補えきれない脱水状態の体にもしっかりと吸収される濃度になっています。医療用としても使用されています。

効率よく脱水状態の体に水分と電解質を補給できるので、脱水が進んだ場合にはおすすめです。

 

【注意】糖分の取りすぎ・日常的に飲む場合は気をつけて

糖分が多く含まれるスポーツドリンクは、カロリーオーバーになりがちなので注意を。一度に大量に飲むと、血糖値が急に上がって余計にのどが乾きます。

 

また、普段からスポーツドリンクや経口補水液を日常的に飲むのはおすすめしません。

スポーツドリンクであれば糖分のとり過ぎになりがちです。

経口補水液であれば、塩分の摂りすぎになります。高血圧の方は特に注意が必要です。

 

緑茶や紅茶、コーヒーなどのお茶類

緑茶や紅茶、コーヒーなどのお茶類は、水分は補給できます。ですが、カフェインを含む点や、ナトリウム(塩分)を補えない点に注意しましょう。

 

【注意】カフェインの作用について

緑茶や紅茶、コーヒーなどはカフェインを含みます。カフェインには利尿作用があり、体内の水分を外に出すため、脱水状態に注意を。

少量ならそれほど影響はありませんが、水分補給として大量に摂取するのはおすすめしません。

 

夏場やスポーツ時にはノンカフェインでミネラル豊富な「麦茶」がおすすめ!

夏場やスポーツ時の水分補給におすすめのお茶は、麦茶。

ノンカフェインかつミネラルが豊富で、血液をサラサラにする効果もあります。子供から高齢者まで飲みやすく手軽に入手できます。

その他にも、そば茶や黒豆茶などもおすすめです。

ただし、ナトリウムは補えないので、大量発汗時は梅干しや塩分のタブレットなども一緒に摂取しましょう。

 

お茶や紅茶は、大量発汗時ではなく日常的に飲むのがおすすめ

お茶(特に緑茶)や紅茶には抗酸化作用の高いカテキン(ポリフェノール)が豊富です。

体臭予防には有効なので、大量発汗時の水分補給ではなく、普段の生活の中で積極的に摂取するのがおすすめ。

 

ミネラルウォーター

日常生活での水分補給には適していますが、真夏や運動時の水分補給には注意が必要です。

ミネラルウォーターにはマグネシウムやナトリウムなどのミネラルが含まれています。

ただし、日本のミネラルウォーターはほとんどがミネラル含有量の少ない「軟水」です。ミネラル含有量はわずかなので、汗で失われたナトリウムを補うには不十分です。

大量発汗時は、梅干しや塩分のタブレットなども一緒に摂取しましょう。

 

これに対して「硬水」は、含まれるミネラル分は多いのですが、硬水を飲み慣れていない日本人は多く飲むとお腹を壊すことがあるため、注意が必要です。

 

 

ジュース、牛乳

タンパク質やビタミンが含まれる点は良いのですが、ジュースや牛乳での水分補給はおすすめしません。

糖分やカロリーの摂りすぎにつながります。

作業や運動の後のリフレッシュや疲労回復として飲むことは有効です。

 

 

【NG】お酒、アルコール類

暑いときや運動後の、キンキンに冷えたビールは最高に思えますが、水分不足の体には禁物です。

アルコールは水分を排出させる働きがあるので、水分補給どころか、かえって脱水状態を招きます。

水分補給としてアルコールを飲むことはやめましょう。

大量発汗の後にお酒を飲む場合は、スポーツドリンク等でしっかりと水分と電解質を補い、体内の水分バランスを整えてから。また、水分を一緒に摂りながら、ゆっくり飲むように。

 

その他

水分補給のタイミングについて

水分補給を行う理想のタイミングは、のどの乾きを感じる前がベストです。

一度に大量に飲むのではなく、こまめに何度かにわけて水分補給をしましょう。

 

飲み物の温度は?

日常的に冷たい飲み物を飲むことは控えましょう。内臓の冷えを招くなど不調につながりやすいためです。

温かいものか、常温のものが、吸収されやすく代謝を高めるのでおすすめです。

 

ただし、スポーツ時など体温が上がっている場合や、気温が高い夏場であれば、冷たい飲み物のほうが適しています。目安の温度は、5〜15℃ほど。体に吸収されやすく、上がった体温を下げる効果があります。

あまり冷たすぎると飲みにくく胃腸に負担がかるので注意しましょう。

 

このように、飲み物の最適な温度は状況によって異なります。適した温度となるように調節するとよいでしょう。

 

 

まとめ

今回は、健康面でも体臭ケアの面でも大切な水分補給におすすめの飲み物をご紹介しました。

大量発汗時におすすめの飲み物は、以下のものです。

・スポーツドリンク(脱水状態が進んだ際は経口補水液)

・麦茶/水 + 塩分(梅干しや塩分タブレット)

これを低めの温度(5〜15℃)に冷やして飲むのが適しています。

 

また、日常でのおすすめの飲み物は

・お茶

・ミネラルウォーター

等です。常温、もしくは温かいものが、胃腸に優しく体温も奪われません。

 

飲み物の種類や温度によって特徴が異なるので、糖分や塩分のバランスに注意しながら、用途に合わせてうまく水分補給しましょう。

脱水状態を防いで、健康で快適な生活を!

 

 

 

 

 

このサイト(DEOマガ)について

ニオイ対策のプロフェッショナルからのご提案

衣類でニオイをブロックするデオドラント

  • 1業界初の技術で体臭に効果を発揮
  • 2各種テストで立証された安全性
  • 3初めてでも試しやすいお手頃価格
詳しく見る

体臭対策用スプレーをお探しなら | U-PARM(ユーパーム)商品画像