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その他体臭
2020.02.27

日本人は口腔ケア不足!?

日本人は、きれい好きなイメージを持たれていて、遺伝的にも体臭が少ない人が多いです。それなのに、世界で1番口臭がひどいとも言われています。
日本にいる外国人へのアンケート調査では、7割以上の人が「日本人の口臭が気になる」と答えたというほど。

その最大の原因は、歯周病。多くの日本人は毎日2回以上の歯磨きを行っているにも関わらず、現在、35歳以上の8割が歯周病にかかっています。ただし、自分が歯周病であるという自覚がある人が少ないため、何も対策をせずに進行してしまう人が多くいます。
なぜこんな事態になっているのでしょうか?

 

 

日本人の多くは口腔ケア不足!

口臭の原因は、内臓の不調や、食べ物に由来するものもありますが、日本人の口臭の最大の原因は、口腔ケア不足です。
日頃のケア不足により、口の中には歯石・歯垢(プラーク)・舌苔が付着・蓄積して、ニオイが発生します。
虫歯や歯周病の原因にもなります。

 

なぜ日本では口腔ケアの意識が低いの?

日本では、キスやハグの習慣が無く、人とは距離をもって接します。至近距離で接することが少ないため、口臭に対する意識があまり発達してこなかったと言われています。
また皮肉なことに、保険制度が整っているため虫歯になっても安価で治療が可能であることも一因となっています。
海外では、保険制度が一般的ではない国も多く、虫歯になったら高額な治療費を自分で支払わなければなりません。
そうならないために、予防としての口腔ケアが重要視されています。(ビジネスシーンでも、口臭ケアは当たり前のエチケットとされています)
日本では、虫歯になっても保険を使って安価で治療できるため、普段のケア・予防が軽視されがち。
保険制度はいざというとき頼りになりますが、口腔ケアへの意識の高さについてはぜひ海外を見習いたいですね。

 

みんな歯みがきしているのに、なぜ歯周病に!?

多くの人が毎日2回以上の歯磨きを行っているにも関わらず、これほど歯周病が蔓延しているのは驚きですね。
これは、歯磨きの方法が不充分で、歯垢(プラーク)を取り除けていないことが原因です。

 

私たちの口の中には、健全な状態では約1000億〜約2000億もの常在菌が存在しています。またこの常在菌には、唾液の酵素とバランスを保ちながら、外部からの微生物の侵入を防ぐなどの大切な働きがあります。
ですが、唾液の分泌が減ったり、口腔ケアを怠り汚れが溜まることで、常在菌が増えすぎてしまいます。
増えすぎた常在菌は、プラーク(歯垢)と呼ばれる塊となって、歯の隙間や歯茎の溝にたまります。
そこから発生する毒素によって炎症が起こり、歯周病となるのです。

 

歯ブラシだけでは、歯の隙間の汚れやプラークを取り除けません。デンタルフロスや歯間ブラシの使用が必須です。
欧米のデンタルケア先進国と比べ日本ではデンタルフロスの使用率が著しく低いというデータが、日本人のケア不足を裏付けています。

歯垢は、放置すると石灰化して歯石となります。すると、普段の歯磨きでは取り除けず、さらに歯垢はたまりやすくなり、歯周病も悪化します。
炎症がひどくなり、膿が出ると、口臭はより強くなります。さらに進行すると、周りの組織も破壊され、歯を失うことに・・・。
そんな事態になる前に、しっかりケアを行いましょう。

 

対策

口臭を防ぐには、日頃のセルフでの口腔ケアに加え、定期的に歯科医院に通いケアと指導を受けることがおすすめです。

 

日頃の口腔ケア

・食後には歯磨きをしましょう。ただ磨くだけではなく、歯垢をしっかりと落とすこと大切です。ただし、ゴシゴシと強く磨きすぎると、歯のエナメル質を傷つけたり、歯茎を傷めてしまうので注意。力を入れすぎずに、小刻みに、丁寧に磨きましょう。
・歯の間や歯茎の溝に溜まった歯垢は、歯ブラシだけでは完全に落としきれません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用して、すみずみまで汚れを落としましょう。
・舌に溜まった細菌のかたまり「舌苔(ぜったい)」も口臭の原因です。舌を傷つけないように丁寧に落としましょう。

 

歯科医院で予防ケア

日頃のセルフケアに加え、定期的に歯科医院に通うことをおすすめします。

・セルフケアで取り除くのが困難な歯石は、歯石クリーニングでとってもらいましょう。

・検診を受け、虫歯や歯周病があれば早めに治療しましょう。

・自分に合った正しい歯の磨き方を指導してもらいましょう。

半年に1回を目安に歯科医院に通って、プロによるケアと指導を受けましょう。

 

ドライマウスを防ぐ

唾液の分泌が減ってしまうドライマウスの状態は、口腔内の常在菌バランスが崩れて口臭や歯周病の原因になります。

・唾液の分泌を促すために、普段から歯ごたえのあるものを咀嚼して食べるようにしましょう。

・水分をこまめに補給して、口の中が乾いた状態になるのを防ぎましょう。

・ストレスや疲れは唾液の分泌を減少させます。心身の休息を取るようにしましょう。

 

まとめ

日本では意識が低いと言われている口腔ケアですが、口臭はもちろん、歯周病や虫歯の予防・改善に関わる大切なことです。歯周病は、進行すると糖尿病や肺炎、心臓など全身に影響を及ぼすことにもなります。
ニオイの予防・改善だけでなく、健康のためにも、早いうちからしっかりケアしましょう。

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