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その他
2020.09.20

体臭を悪化させる食べ物

「ニンニクやニラを食べたあと、息だけでなく身体も臭う気がする」

「お肉をたくさん食べた翌日はワキガ臭が強くなる」

こんな経験がある人は多いでしょう。

体のニオイは、食べ物に大きく影響されます。

食べた後の一時的なニオイだけでなく、日頃の食生活に影響されるのです。

このため、日頃から動物性脂肪を多く摂る人は、体臭が強くなります。

今回は、なるべくニオイを気にせず快適に過ごすため、控えたほうが良い食べ物をご紹介します。

ニオイケアだけでなく、健康維持にも役立つ内容です。

動物性タンパク質や動物性脂肪の多いものは体臭を強くします

食の欧米化が進んだ現代人の食生活は、動物性タンパク質や脂肪の摂取量が多くなりがち。

肉に含まれるタンパク質や、チーズやバターなどの乳製品・ラードに含まれる動物性脂肪の摂りすぎは体臭を強くします。

また、ワキガの臭いも強くなります。

 

タンパク質は健康に欠かせない成分ですが、動物性のタンパク質の摂りすぎは要注意。

動物性タンパク質は、体内で消化される際に、アンモニアや硫化水素などの臭い成分が発生します。通常は体内で分解されますが、摂りすぎや肝機能・腎機能が低下している場合は、汗や皮膚ガスとして臭いが外に出てしまいます。

また、動物性タンパク質は、腸内の悪玉菌を増やすため、摂りすぎは腸内環境を悪化させます。

腸内で腐敗しやすいため、胃腸が弱っている場合は腐敗したような臭いが汗や皮膚ガス・呼気として出ます。

 

動物性油脂の摂りすぎは、過剰な皮脂分泌の原因となります。過剰な皮脂分泌は、頭皮臭やミドル脂臭の原因に。

過剰摂取を続けることで、中性脂肪やコレステロールの増加など、健康を損ないます。健康状態の悪化は、体内で発生する疲労臭などの発生にもつながります。

こってりした食事の他、お菓子にも注意。スナック菓子やチョコレート、ケーキには動物性脂肪が多く含まれます。

和食を見直そう!

健康面でも体臭ケアの面でも大切なのは、動物性タンパク質や脂肪は控えめにし、野菜を多く摂ること。

肉や脂っこい食事の際は、消化を助ける酵素を含む食品(生野菜や果物)を一緒に摂るのがおすすめです。

また、腸内の善玉菌を増やす発酵食品も意識して摂るようにしましょう。

油は、動物性脂肪よりもオリーブオイルなどの良質な油を使用しましょう。

 

野菜や発酵食品が多く使われ、動物性タンパク質や脂肪は控えめ、栄養バランスのとれた「和食」。

健康面でも体臭ケアの面でも最適です。

臭いが気になる人は、和食を中心とした健康的な食生活をこころがけましょう。

 

飲み過ぎ注意!お酒(アルコール)

お酒の飲み過ぎは、体臭・口臭の原因になります。肝臓に負担がかかることで、疲労臭の原因にもなります。

アルコールは体内でアセトアルデヒドや酢酸などの臭いを発する物質に分解されます。

飲み過ぎた場合は体内で分解する処理が追いつかず、汗や皮膚ガスとしてニオイが出てしまいます。

また、アルコールの利尿作用により体内の水分や唾液の分泌が減り、口内細菌のバランスが崩れて口臭が発生しやすくなります。

飲み過ぎが続くことで、肝臓に負担がかかり、疲労臭の原因にもなります。

このように、お酒の飲み過ぎは体臭の悪化につながります。

適量を守って、休肝日をつくるなどの工夫をして楽しみましょう。

 

ニンニク・ニラ・ネギ・キムチなど臭いの強い食べ物は一時的に注意!長期的にみると良い効果も

ネギ類やニラ・ニンニク・香辛料が多い食べ物を食べたあとは、呼気だけでなく汗からもそのニオイがします。

このニオイの原因物質は「アリシン」という成分。

アリシンは血液に混じって体内をめぐるため、汗や呼気にもニオイが含まれてしまいます。ニオイは一時的なものであり、時間が経てば消えますが、人と会う直前は注意を。

気になる場合は、臭いの中和作用がある食品(リンゴ・緑茶・牛乳)を前後に摂るなどの対策を。

ニオイが気になるアリシンですが、抗酸化作用や血液をサラサラにする効果など、多くの健康効果があります。長期的にみると体臭対策にはプラスになる成分です。加熱したり、肉や魚と一緒に調理してタンパク質と結合することでニオイがやわらぐので工夫しながら摂取しましょう。

 

納豆は体臭には影響しません!むしろ良い効果が

ニオイが強い食べ物の代表格、納豆。ですが納豆を食べても体臭の原因にはなりません。

納豆のニオイ成分は、体内で分解されるため、汗や呼気には影響しません。

むしろ納豆は食物繊維が豊富で腸内環境を整えるはたらきがあるため、体臭改善に役立つものです。積極的に摂取しましょう。

※足のニオイが納豆に例えられることもあります、決して納豆を食べた影響ではありません。

納豆のニオイ物質は、大豆のアミノ酸が分解されてできるにおい物質は「イソ吉草酸」です。

足の角質にもアミノ酸が含まれるため、菌に分解されイソ吉草酸が発生するため、似た臭いですが、納豆が原因ではありません。

 

その他

ダイエットで極端な食事制限・糖質制限を行うことも、体臭を発生させる要因です。

体はエネルギー源となる糖質が不足すると、その代わりとなるエネルギーを得るため体内の脂肪から「ケトン体」をつくります。

ですが食事制限により代謝が低下した身体は、ケトン体をうまく燃焼できず、血流にのって体内に臭い物質であるケトン体が運ばれ、呼吸や汗が臭います。

詳しくはダイエット臭の記事で紹介しています。

 

まとめ

今回は、体臭を強くする食べ物・注意する食生活について、ご紹介しました。

体臭ケアにはバランスのとれた健康的な食生活が基本です。肉や脂肪分アルコールの摂りすぎを控え、不足している栄養素を補うように食生活を見直しましょう。

また、ニオイの原因となるものを食べる時は、消化を補う働きのある食べ物やニオイを抑える食品を組み合わせるなどの工夫をすることで、美味しくニオイ予防が可能です。

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