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ワキガ
2020.07.10

わきがに悩んでいる人へ。治療は可能です!治療方法もいろいろ選べます。

わきが体質で、ニオイが強く悩んでいる人へ。

今の時代、ワキガ治療の技術も進歩しています。切開手術だけでなく様々な治療方法があります。

今回は、クリニックで受けられる主な治療方法についてご紹介します。

 

いろんな治療方法があります

ワキガ治療に関する医療技術は近年とても進歩しているので、今では様々な治療方法があります。

それぞれ、仕組み、持続期間、費用などが異なり、メリット・デメリットがあります。わきがの強さやライフスタイルをふまえて、自分に合った方法を検討してみてください。

※医療機関によって対応可能な施術が異なります。また、医療機関によりメニュー名が異なる場合があります。

※ご紹介している費用は医療機関によって異なるので、あくまで目安です。また、持続期間なども個人差があります。

 

ボツリヌス療法(ボトックス注射)

腋の下に注射を行う治療方法です。ボツリヌス菌がつくる「ボツリヌストキシン」は神経に作用する毒素(医療用に使用する安全なものです)。これを注射することで、汗を出す神経をブロックして腋の発汗を抑えます。

(ちなみに、よく使われる名称「ボトックス」とは、この療法に広く使用される薬品の固有名称です。同様の効果をもつ「ボトックス」以外の薬も存在します)

腋の多汗症の治療に使われていますが、脇汗を抑えることでワキガにも効果を発揮します。

・費用の目安:3万〜6万程度

・持続期間:一度の治療で、半年ほど

・その他主な特徴:手軽に脇汗とニオイの両方を抑えられるので、手術には抵抗がある・傷跡が残るのが嫌という人にもおすすめ。また、汗の量が多い人・多汗症の人にもおすすめです。ただし、効果は永久ではありません。

 

手術

わきがの原因となるアポクリン腺を取り除いて、根本的に治すのが手術です。

一昔前のわきが手術は、傷跡が目立つ・体への負担が大きいなどの心配がありましたが、近年では体への負担が小さく傷跡が目立たないようになっています。

手術の方法も、様々なもの(切開法や剪除法、吸引法など)があり、方法によっては永久脱毛効果があるものも。最近はレーザーや超音波を組み合わせることで、より効果を高めつつ体の負担を減らした方法もあります。

・費用の目安:手術方法により保険が適用されるもの・適用されないものがあるので、負担額は様々です(保険適用のものは数万円から受けることができます)。

・持続期間:除去したアポクリン腺については、半永久的に効果は持続します。

・その他主な特徴:費用や時間がかかり、ダウンタイム(※施術後の、運動や入浴などが制限される期間)が必要ですが、確実な効果が期待できます。

 

マイクロ波照射(ミラドライ)

マイクロウエーブと呼ばれる電磁波を照射して汗腺(エクリン腺とアポクリン腺)を破壊する方法。皮膚をメスで切開する必要はありません。

「切らない手術」とも呼ばれるほど効果が高い、最新の治療方法。腋だけでなくスソワキガの治療も可能です。

・費用の目安:30〜50万円前後

・持続期間:長期間(ほぼ手術と同等)

・その他主な特徴:保険適用外のため自己負担は大きくなりますが、切開することなく手術とほぼ同様の効果が望めます。ニオイはもちろん、汗の量を減らす効果もあり、効果も長期間持続するなど、メリットの多い方法です。

 

レーザー

医療用レーザーでアポクリン腺を破壊する方法。こちらも、切開することなく治療可能です。

一度の施術でもニオイが軽減できますが、効果を実感するまでには複数回の施術を受ける必要があります。

・費用の目安:範囲により異なります(1回あたり数万円〜)

・持続期間:基本的にずっと続きますが、複数回(3回〜)受ける必要があります。

・その他主な特徴:手軽に受けることができ、脱毛も同時にできます。複数回通う必要がありますが、軽度のワキガの場合は少ない回数で効果を実感できるので、コストを抑えることもできます。

 

高密度焦点式超音波「HIFU(ハイフ)」

超音波による熱エネルギーを照射してアポクリン腺を破壊する方法。こちらも、切開することなく治療可能です。「HIFU(ハイフ)」とは、近年エステサロンなどでも行われている、痩身・顔のたるみ・シワに悩む人に人気のメニューです。わきが治療に使用されるHIFUは、エステサロン用とは異なり、医療機関専用の出力が大きいものです。

・費用の目安:範囲により異なります(1回あたり数万円〜数十万円)

・持続期間:基本的にずっと続きますが、複数回(3回〜)受ける必要があります。

・その他主な特徴:手軽に受けることができ、美肌効果も期待できます。複数回通う必要がありますが、軽度のワキガの場合は少ない回数で効果を実感できるので、コストを抑えることもできます。

 

その他

今回ご紹介した他にも、高周波の熱エネルギーでアポクリン腺を破壊する「ビューホット」やマイクロニードル(針)を使用して高周波の熱エネルギーで汗腺を破壊する「電気凝固法」など、様々な治療方法があります。

 

治療を受ける前に試してほしいこと

実は、治療が必要なほど重度のわきがの人は日本ではごく少数です。

多くの人は、日常生活におけるケアだけでも充分なのですが、正しいケアができていない・自分に合ったデオドラント剤に出会えていない・ニオイを気にしすぎているため、必要以上に悩んでいる人が多いのです。

まずは食生活を見直し、ストレスや疲れの解消、腋毛処理を行ったうえで、自分に合ったデオドラント剤を探すといった手軽なケアから試してみてください。それがダメでも、治療すれば必ず改善します。今や、わきがで悩む必要はないのです。

 

今回ご紹介したわきが治療方法について、ダウンタイムや効果などは、施術をする人の技量に大きく左右されます。

病院を選ぶ際は、費用や保険適応の有無、通いやすさはもちろんですが、WEB上の実際に治療を受けた人の口コミや評判もチェックして、自分に合った、信頼できる病院を選んでください。

 

まとめ・ワキガは治療可能です

今回は、わきがの様々な治療方法をご紹介しました。

日常生活におけるケアだけでは対応しきれないわきがである場合は、医療機関で治療が可能です。

コストや効果などを踏まえて自分に合ったものを選んで治療して、心身ともに快適に過ごしてください。

 

 

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